1/12/2007

Revolutionary Phone

最近、Willcom W-ZERO3を買った。
なんとWILLCOMから機種変更の特別キャンペーンがきて14000円で変更できたのだ。
普通だと2万円後半~3万円はするのだからこれはかなりお得。
ややもっさり感(キーを打ってから動作するまでが長い)はあるものの、便利な機能が満載でまぁ満足・・・していた・・・・。

このニュースが飛び込むまでは・・・。

日本がW-ZERO3で席巻される中、世の中はもっともっと進んでいる。

Appleが発表した新しいiPhone

これは革命ですよ、ほんと。
だまされたと思ってまずはサイトをご覧あれ。

めちゃめちゃかっこいいのは言うまでもなく、機能自体が革命的。
ほんとに、ほしい機能すべてを詰め込みました!って感じ。

この夢の実現はApple+Google+cingularの提携によってなされたもの。
3社の特徴がすべて現れているといえる。

まずAppleの特徴は言うまでもなく、OSXやiPodのデザイン性・操作性。
スタイラスペンのわずらわしさを開放して、すべてを親指だけで操作するタッチパネルを発案するところはさすがApple。しかもデザインの洗練性にはこだわり抜いている。

そしてGoogleのWeb2.0型のインターフェイス。
メール、SMSはGmail、GTalkそのものだし、Photoの選択画面はPicasaそのもの。
Widget機能はGoogle Gadgetゆずり。

cingularの通信機能。
cingularはアメリカではVerizonに並ぶ最大手の携帯電話キャリア。
GSM/3Gネットワークのほかに、日本のWillcomのような巨大なEDGEデータ通信網が利用可能。
さらにiPhoneではWi-Fi(無線LAN)機能も当然標準。
こうしたネットワークが利用可能だからこそ、このハイスペックなiPhoneのパワーが存分に発揮できる。

唯一の難点は、やはり「バッテリー」。
通話・Video・インターネット利用で5時間、バックグラウンドでの音楽再生だけで16時間しかもたない。
ほぼ1日は持ち歩くケータイでバッテリーは命・・・。まさにすべてはこの犠牲の上に成り立っているともいえる。



最近、気になりウォッチしているのはGoogleの動向。

Google CEOのEric Schmidtは、最近、「ケータイはタダであるべきだ。」という意味深な発言をしている。
今回のiPhoneの発表でGoogleがまさに何をやらんとしているのかはおぼろげながら見えてきた。
iPhone WidgetやYouTube、AdSense、Google Earthの仕組みを応用すれば、Googleが主業としている広告配信モデルをケータイに導入することだって不可能じゃない。
たとえば、Gmailでやられているような、Mailの情報からテキストマイニングしたコンテンツマッチ型のVideo広告や、Google Maps MobileのようなGPSとGoogle Earth(GIS)の機能を使ったローカルマッチ型の広告。

こうした広告配信モデルをユーザーが許容さえすれば、ユーザーの負担額は0とは言わないまでもかなり低価格に抑えられるはずだ。大容量のGMailが無料サービスとして提供されているように・・・。

iPhone登場のインパクトは非常に大きい。
今後ケータイの世界は、単なる携帯電話から携帯端末、そしてWidget、広告を含んだ総合情報端末へと生まれ変わっていくのではないかと予測できる。


さぁ、世界の特殊市場、日本にはこの革命どんな形で伝わるのかな。

BlackBerryの普及から遅れること数年で日本にもW-Zero3が浸透し始めた。
しかし、世界で大人気なSMS、Push to Talk(Talkie)機能は日本では失敗してしまっている。
(失敗の原因は使いづらさと異常に高い通信価格帯にあると思うのだが・・・)

そして、完全データ定額を表明している今秋スタートのe-Mobile、ip*mobileにも注目だ。

さてさて、どうなることか・・・。

2本立てで行こう

大きな試験があったためにしばらくBlogをストップしていたが、再開。

ちょっと考えたのだが、やっぱり、Global Health関連は別Blog立てることにする。
日々のダラダラしたこと書くスペースと、本当に書きたいことを書くスペースは別のほうがいいのかな、と思った。
ということで、近いうちにGlobal Health関連は別Blogにごっそり引っ越します。
The Challenge of Global Healthも次の章はほぼ和訳終了。引越し時に掲載、ということで。